
自分自身が幸せになる
子育て中の親の悩みは尽きません。
- 子どもが言うことを聞かない。
- 子育てで精一杯で、家事がままならない。
- 夫が育児に非協力的。
- つい子どもにあたってしまう。
- いつもイライラしている。
このような悩みの原因は、
子どもではなく親自身にあります。
同じ子どもでも、どう捉えるかは人それぞれだからです。
つまり、自分自身の状態が、
現状の育児の悩みにもっとも影響を与えているということになります。
実は子育てをする時、一番重要なのは、
子育てしている親自身なのです。
親自身のメンタルが不安定で幸せを感じていなければ、
子どもにも良い影響を与えられないし、
子どもも幸せを感じられません。
子育ての悩みの原因は子どもだと思っている親は多いですが、
それは違うのです。
だから変わるべきなのは子どもではなく、親である自分自身。
そして親が変わると、子どもも変わります。
ここで質問です。
あなたは今、幸せですか?
ご機嫌に過ごせていますか?
幸せと言う言葉はとても漠然としていて、
人によって定義は異なりますが、
どんな状態であっても自分が「幸せだ」と思えていれば大丈夫です。
束の間のコーヒーブレイクが最高の幸せ。
子どもの寝ている姿を見ると一日の疲れが癒やされる。
保育園に迎えに行くと、笑顔で迎えてくれるのが嬉しい。
こんなちょっとした、日々の小さなことを幸せに感じられるでしょうか。
こういう何気ない日常の1つ1つに幸せを感じられると、
機嫌良く幸せに過ごせる時間が長くなります。
いつも笑顔で機嫌が良い人の近くにいると、
自分も元気がもらえるような気がしませんか?
それは家庭内でも同じことです。
親が機嫌良く幸せそうだと、
それは子どもにもうつり、
子どもも幸せを感じるようになります。
意識して自分のための時間を取る

だから親自身がご機嫌でいられるようなことを、
日ごろから意識して積極的にやることが大切です。
カフェに行く、友だちに会う、映画を見る、
化粧品を買うなど、なんでも良いので
自分が好きなことをする時間を取りましょう。
ただし、それは子どもとは関係のないものにしてください。
「子どもが片づけをしてくれた」
「子どもが静かに過ごしてくれた」
「子どもの成績が良かった」
だからご機嫌でいられる、となってしまうと、
自分の機嫌が子どもに振り回されてしまいます。
自分の機嫌と、子どもの行動は切り離しておきましょう。
夫婦関係について
子育て世代は子どもが生活の中心になる点で、
どうしてもパートナーへの関心や配慮が足りなくなります。
夫婦と子どもがセットで家族なので、
自分と子どもの関係が良くて幸せでも、
パートナーとの関係が悪ければ幸せ度合いは下がります。
それに子どもは遠からぬ未来に自立してしまい、
夫婦2人だけの生活が待っています。
その時に、
「子育て楽しかったね。お疲れさま」
「これからは2人でできることを楽しもうね」
と、お互いに言える関係になっていたいものです。
夫婦でコミュニケーションを取る時間をつくる

最近、パートナーとゆっくりと会話をする時間を取りましたか。
何年も一緒に過ごしていれば、
お互いの性格や価値観の違いも露呈してきて、
「この人とは気が合わない」
と思うケースもあるかもしれません。
しかし、そもそも性格や価値観が全く同じという人はいませんよね。
だからこそ、日ごろ自分はどんなことを考えているのか、
どんな大変なことがあったのかを、
コミュニケーションする時間を取って、
思いを共有しておくことをおすすめします。
もちろん、パートナーの話も真剣に聞いてあげてください。
感謝の気持ちを伝える
そしてその時に、パートナーへの感謝の気持ちを伝えられると、
自分が思っている以上に相手は喜びます。
自分もパートナーから感謝されると嬉しいですよね。
「いつもありがとう」
「あなたってすごいね!」
「尊敬するな」
このような言葉が自然に出るようになると良いですね。
日ごろから自分自身を整えて、
「幸せだな」と思うことができれば、
育児でうまくいかないことがあっても、
それに左右されずに乗り越えられます。
育児中は生活を子どものことばかりで埋めてしまいがちですが、
もう少し視野を広く持って、
自分自身とパートナーのケアも忘れないようにしましょう。
それがイライラしないためのポイントでもあるのです。
次のレッスンでは、「子どもの気持ち」について考えてみましょう。

