Lesson4-3 イライラしないために②

イライラしやすい時を把握しておく

誰にでも、イライラしやすいタイミングというものがあります。

例えば、

  • 仕事で疲れている時
  • 寝不足の時
  • 朝の忙しい時間帯
  • 夕方
  • 生理中
  • おなかが空いている時
  • 部屋が散らかっている時

などなど、人によってさまざまです。

できればノートなどに書き出して、
イライラしやすいタイミングを自分で把握しておきましょう。

そしてイライラしやすい時のために、
先に準備しておけることがあれば、
準備しておくと良いでしょう。

朝の忙しい時間帯にイライラしやすいとわかっていれば、
前夜に朝食の準備を終わらせておく、
保育園の支度もしておくなど、準備ができますよね。

部屋が散らかっているとイライラしやすい人は、
なるべく散らからないように、
食洗機やお掃除ロボットを導入したり、
ハウスキーピングなどのサービスを利用するのも良いでしょう。

仕事が忙しいとイライラしてしまう人は、
家族で話し合って、
思いきって働き方を変えてみる、ということも必要かもしれません。

このように自分のイライラしやすいタイミングを把握して、
あらかじめ対処しておき、
少しでも余裕を持って生活をするようにしてください。

イライラしそうになったら

イライラしている時、
私たちの体はどのようになっているでしょうか。

頭に血がのぼってカッカして、
体が固くなって手が震えたり、
物の扱いも雑になります。

その状態で言うことを聞かない子どもが目の前にいれば、
イライラが爆発して、
そのエネルギーを子どもにぶつけてしまいます。

Lesson4-1で、マインドフルネスでイライラを軽減する方法を学びましたが、
ここでは怒りが頂点に達する前にできる、
具体的な方法をお伝えします。

深呼吸

まず、その場ですぐにできることは深呼吸です。

子どもに怒りをぶつける前に、
まずはお腹に大きく息を吸って、ゆっくり深く吐き出してください。

深呼吸によって副交感神経が優位になって、
少し冷静になることができます。

子どもから離れる

可能であれば子どもから少し離れたところに行き、
自分を取り戻しましょう。

子どもと物理的に離れることで、
子どもに手を出したり怒鳴ったりせずに済みます。

できればトイレや寝室など、
1人で落ち着ける場所に行ってください。

気分転換をする

その場で簡単にできる気分転換をしましょう。

窓を開けるかベランダに出て、
外の空気を吸って、風にあたってください。

気分がスッキリするのがわかると思います。

また、冷たい水で手や顔を洗うのもおすすめです。

カッカしている顔を、ヒンヤリと冷ましてくれます。

自分の好きな音楽や、
ヒーリングミュージックを聞いて落ち着くのも良いでしょう。

鏡を見る

自分の怒った顔を鏡で見ると、
ハっとすることがあります。

自分はこんなこわい顔をしていたんだ・・・と気づきます。

とにかく鏡の前で笑顔をつくってみましょう。

笑顔になると脳が楽しいことだと感じて、
ポジティブな感情になりやすいことがわかっています。


どれもとても簡単ですが、
やってみると効果が高いことに気がつきます。

ぜひ試してみてください。

次のレッスンでは、
イライラしないための自分の整え方について解説をします。