
このレッスンも引き続き、
幼児期の時の育児で困るシーンをピックアップして、
解決法を学びます。
お片付け編
「片づけて!」と言っても、
子どもはなかなか片づけてくれません。
次のような方法で、片づけがスムーズにできるように促しましょう。
役割分担する
「一緒にお片づけしよう」と言っても子どもがのってこない時は、
役割分担して片づけをしてもらいましょう。
例えば、子どもが散らかったおもちゃを片づけて、
親がおもちゃ入れに入れるのも良いでしょう。
親「ママがおもちゃ入れに入れる係で、〇〇くんがおもちゃを集める係ね!
おもちゃをどんどん持ってきてください!」
色がついている場合は、色で分担するのも面白いです。
親「ママは水色と黄色を集めるね!〇〇君はどうする?」
1種類ずつ片づけさせる
おもちゃもぬいぐるみも、絵本なども散らかっている場合、
「全部片づけて!」と言っても子どもは片づけません。
片づける量が多すぎるので、
子どもにとってはキャパオーバーなのです。
1種類ずつ片づけさせると、
子どもも素直に片づけることがあります。
最初は「絵本を本棚にしまってくれる?」
絵本が片づいたら「ブロックをケースにしまってくれる?」
と促してあげましょう。
遊びに熱中している時
子どもが遊びに熱中している時は、
可能な限りそのまま遊ばせてあげたほうが良いです。
でも、どうしても今、出かけなければならない、
ごはんを食べてしまわないといけない、
というようなことは日常茶飯事です。
そんな時は無理に片づけさせず、
「そのままにしておいて、帰ってきたら続きをやろうね」
と言って、一旦遊びを止めてもらいましょう。
その方が「あとで続きができるんだ」と安心できて、
次の行動にスムーズに移行できます。
夜寝ない

子どもがなかなか寝てくれない・・・
という悩みを持つ親はたくさん存在します。
子どもは寝かせよう寝かせようと思って親がイライラしてくると、
なおさら寝てくれないものです。
寝かせるとき、トントンしながら寝かせる人が多いかと思いますが、
トントンが高速になっていませんか?
呼吸に合わせるぐらいのゆったりしたトントンにするだけでも、
子どもが寝やすくなります。
また、親が手で子どもを触ってあげると、
子どもは安心して眠りに落ちます。
なでる部分で効果が高いのは、顔と頭です。
前髪をかき上げるように、
頭をなでてみてください。
気持ちよくなって寝てくれることが多いです。
おでこや眉間のあたりをなでなでするのも◎
上の子が親を困らせる
子どもが親を困らせる時、それは理由があります。
きょうだいの場合、どうしても手がかかる下の子に、
親は時間を多く取らざるをえません。
食事をさせる時でも、
下の子に食べさせてあげる時は、
上の子のお世話まではできませんよね。
下の子に食べさせているのに上の子がイタズラしたり、
下の子にちょっかいを出して、
親はイライラ…よくある風景です。
しかし、上の子が親を困らせるのは、
自分にもっと関わってほしいからなのです。
怒られてでもいいから、
自分の方を見てほしいのです。
下の子のお世話をしている時に困らせてくる場合は、
上の子が愛情に飢えているサインだと思ってください。
できれば上の子と2人だけで過ごす時間をつくって、
たっぷりと甘えさせてあげましょう。
休みの日に下の子をパパや祖父母に預けて、
ママと上の子だけでお出かけするのもおすすめです。
次のレッスンでは、幼児期の子どもが泣いたりグズったりした時の
対処法について解説します。

